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「遊び系」シャグとして30年以上の歴史を持つARK ROYALシリーズ。
パッケージには「UNIQUE FLAVOUR」「AMAZING FLAVOURS」と記載されていますが、本来ならたばことは何の親和性もなさそうなパラダイスティー、ピニャコラーダ、ワインベリー、バニラクリーム、ミントクリームといった様々なフレーバーをシャグで表現しています。
このことから、硬派なシャグとは一線を画す存在感があり、シャグ専門店の一部では、一般的なものよりもアークロイヤルシリーズのほうがよく売れるなんてことも起きているようです。
本レビューでは、日本で販売されているアークロイヤルシリーズのほとんどをレビューしてきましたが、今回はパッションフルーツをヴェポライザー、手巻き双方で試したいと思います。
ご存知の通りアメリカ原産のパッションフルーツは、酸味と甘さの絶妙なバランスが肝で、どことなく南国の雰囲気を感じさせる香りもあります。
様々な甘いフレーバーを展開するアークロイヤルシリーズではありますが、このパッションフルーツをどうたばこで表現しているのかは最も想像がつかず、また期待も高まるところです。
果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。さっそく開封していきたいと思います。
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ARK ROYAL(アークロイヤル)パッションフルーツのスペック
- ARK ROYAL(アークロイヤル)パッションフルーツ
- 生産国 ウルグアイ
- 価格 840円
- 内容量 30g
開封
アークロイヤルシリーズは開封前から強い香料の香りがツーンと漂いますが、パッションフルーツはそれが弱め。開封前にはさほど匂いを感じません。
しかし、いざ開けてみると、甘味と酸味が混ぜ合わさった独特の香料の香りが鼻をついてきます。
この香りはまさしくパッションフルーツそのもの。少しでもたばこ葉の香りを感じられないものかと鼻を近づけても香料の匂いしかしません。
それだけ強い香料が、たばこ葉にまぶされていることがわかります。
葉の感じ
0.3~0.4ミリほどにカットされた細かい葉はアークロイヤルシリーズ共通のもの。
9割以上を濃い目のブラウンの葉で構成されていますが、ときどき乾燥度の違う黄みがかった葉が混在しています。
また、香料が強いせいか湿度がしっかりとあり、この影響で葉そのものにもベトっとした粘度があります。
指先で触ると、匂いだけでなく香料のカスもついてきます。柔軟に入り組んだ葉ではありますが、粘度が強いため手巻きにする際は詰め込みすぎないよう注意が必要です。
触れた感じと匂いだけでは、とにかく香料による甘さが強そうなパッションフルーツですが、実際はどうなのでしょうか。まずはヴェポライザーから試していきましょう。
FENiX MINI PROで吸ってみた
毎度お馴染みの性能抜群のヴェポライザー・FENiX MINI PROで試すことにしました。まずは190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。
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開封時に感じた「たばこ葉の香りを感じられないほどの強い香料」は、そのまま喫味にも反映されている印象で、1パフ目からいきなりパッションフルーツ風味の甘さだけが口の中に広がります。
これがとにかく甘くて、筆者的には少々苦手な風合いです。
香料を燃焼させて、早くたばこ本来の喫味を味わいたいと2~5パフほどしましたが、甘さはさらに強まり、どこまでも、ただひたすらにパッションフルーツ……。
たばこが苦手な人なら良いかもしれませんが、正直筆者のようなヘビースモーカーにとっては、この甘さは重すぎてキツく感じました。
この辺の問題は、ヴェポライザーの温度を上げれば解消されるのでしょうか。次に試してみたいと思います。
温度を上げて吸ってみた
FENiX MINI PROを220度に設定。
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190度の2~5パフ目同様、燃焼を進めれば進めるほどに甘さが際立つ感じで、口の中がパッションフルーツ風味の甘さに支配されます。パッションフルーツなので、爽やかな酸味もあるのですが、これらの融合によって、甘ったるい香水を吸っているような気分にもなり、頭がクラクラしてくるほどです。
この感じが好きな人がいるのはもちろん理解できますが、従来のたばこ好きの筆者としてはかなり苦手に感じました。
パッションフルーツが好きな方には申し訳ないですが、これは素直な感想です。
しかし、この甘々しい感じ、手巻きにすると多少は解消されるかもしれません。次に試してみたいと思います。
手巻きで吸ってみた
前述の通り、シャグを詰め込みすぎないよう丁寧に手巻きにして吸ってみます。
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ヴェポライザーでの甘々しい喫味に恐怖感があり、1パフ目ではその甘味ばかりを感じた筆者の口ですが、2パフ目でよくよく味わってみると、ミディアム程度のキック感に加え、香料の甘味と、たばこ葉本来の苦味、辛み、酸味が融合し、実にバランス良いフレーバーシャグの喫味を感じることが出来ました。
たばことしてのバランスとしては圧倒的に手巻きのほうが優れており、アークロイヤルシリーズのこれまでの経験(後述)を覆すものでした。
ARK ROYAL(アークロイヤル)パッションフルーツの感想
以前、レビューしたアークロイヤル・バニラクリームやピニャコラーダでは、手巻きよりもヴェポライザーでの喫煙のほうが、バランス良く喫味を楽しめましたが、パッションフルーツはその逆で手巻きのほうが、そのポテンシャルを楽しむことが出来ました。
このように同じブランドであっても、香料とたばこ葉の相関性によって喫味はもちろん、吸う環境にも大きな影響を及ぼすのも「遊び系」シャグの面白いところだと思いました。機会がありましたら、是非様々なフレーバーを吸い比べしてみるのも良いかもしれませんよ。
ヴェポライザー評価:1/5
手巻き評価:3/5
【シャグ】アークロイヤルのおすすめは?味わいを比較してランキングで紹介
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