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多彩なラインナップを取り揃え、各フレーバーごとに強い個性を生み出すドミンゴシリーズ。日本市場での歴史は浅いですが、ベルギー本国では長きに渡って親しまれている銘柄です。
コストパフォーマンスに優れ、シリーズ共通の安定感により特にシャグ愛好家の間では注目されているブランドです。
今回ご紹介するのはドミンゴシリーズの中でも、かなり個性が際立つドミンゴ ハーフスワレです。
ダークファイアキュアード(火力乾燥)された葉をブレンドし、芳醇な香りを生み出すハーフスワレを打ち出すブランドは他にもありますが、フレーバーには強いこだわりがあるであろうドミンゴです。
他ブランドとは異なる喫味を生み出してくれるのではないかと期待が高まります。
果たして風合いを楽しめるのでしょうか。それではヴェポライザー、紙巻き双方で試していきたいと思います。
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DOMINGO(ドミンゴ)ハーフスワレのスペック
- DOMINGO Halfzwale(ドミンゴハーフスワレ)
- 生産国 ベルギー
- 価格 670円
- 内容量 25g
開封
さっそく開封していきます。
ドミンゴ ハーフスワレは、いわゆる「黒タバコ」と呼ばれる品種とバージニア葉、バーレー葉などをブレンドしているようで、開封後すぐに独特の香りが漂ってきました。
強いクセを感じさせながらも、どことなく透明感さえ感じる香りで、ずっと嗅いでいたいような不思議な印象を受けました。
人によっては「ハーフスワレは鰹節のような香りがある」なんて声もあるようですが、筆者には鰹節感は感じませんでした。その代わり、本銘柄にしかないであろうスモーキーな香りが鼻につき、いかにも美味しそうです。自ずと期待感が高まります。
ドミンゴハーフスワレのたばこ葉
ドミンゴシリーズの葉は、茶褐色の刻みの細かいものが採用されていることが多く、総じてフワッとしたものが多いですが、ドミンゴ ハーフスワレに限ってはモサッとしておりかなり濃い目の茶色です。
これもハーフスワレ特有のダークファイアキュアードによるものだと思われますが、この影響なのか、葉にはほんの少し粘り気があるように感じられます。
3ミリほどの比較的大きめの葉が混在しているのはドミンゴの他フレーバー同様ですが、いずれにしても自分で仕込む際は、シャグを綺麗にほぐし、バランスよくまとめることは本銘柄でも必須だと思います。
その点、他のドミンゴシリーズの葉よりも微かな粘り気がある分、扱いやすく、まとめやすいようにも思いました。
ドミンゴ ハーフスワレの喫味、さっそくヴェポライザー、紙巻き双方で試していきたいと思います。
FENiX MINI PROで吸ってみた
あらゆるシャグのパーフォマンスを最大限引き出すことで評価が高いヴェポライザー、FENiX MINI PROで試します。
190度から加熱をスタート。
さっそく喫煙していきます。
……
一口目から「うまい」の一言。
もちろんハーフスワレが苦手な人には当てはまらないと思いますが、芳醇な香りと、ドミンゴ ハーフスワレの繊細なブレンドが感じられる風合いで、一度ハマるとヤメられなくなる喫味のように感じました。
ただし、190度と低温なので、アタックは弱めです。
個性的な喫味なので、パンチがあるとより美味しそうな気もします。
温度を上げたら、アタック感、パンチは高まるのでしょうか。
さっそくトライしてみます。
温度を上げて吸ってみた
温度を上げて吸ってみます。
FENiX MINI PROを220度に設定。
……
温度を上げたことで、アタック感、パンチが高まるかと期待しましたが、むしろ逆でドミンゴ ハーフスワレの持ち味が削ぎ落とされ、繊細なブレンド感は感じられず、表面的なハーフスワレの風合いになりました。
もしかすると、これもダークファイアキュアードによる特性なのかもしれませんが、ただし、「全くマズい」というわけではもちろんありません。
ハーフスワレ感を多少荒っぽく味わいたい人は高温度。
繊細に味わいたい人は低温度。
ここはお好み次第で、使い分ければ良いように思いました。
ドミンゴハーフスワレを手巻きで吸ってみる
次に、ドミンゴ ハーフスワレを紙巻きで吸ってみます。
ヴェポライザー190度のように、ハーフスワレの風合いを強く感じましたが、一口目はヴェポライザーよりも何故か単調で、繊細な印象はありませんでした。
一方、吸い終わりから口いっぱいに広がる後味は、ヴェポライザーよりも実に豊かに感じました。
タバコ感は平均的のように思いましたが、コクと芳醇な喫味、そして複雑に入り組む甘味と辛味は他シャグでは味わえないものです。
ドミンゴ ハーフスワレを味わい、ハマった人だと、もう他のタバコでは満足できないかもしれません。
それほどに強い個性があり、繊細さもある銘柄のように感じました。
ドミンゴ ハーフスワレの感想
個性的でコクも豊かなドミンゴ ハーフスワレですが、だからと言ってタバコ感が際立っているわけではなく、極めて標準的であり、ハーフスワレの喫味に抵抗がない人なら、誰でも楽しめるフレーバーだと思いました。
冒頭でも書いた通り、ハーフスワレは複数のブランドからリリースされていますので、それらと吸い比べて、ドミンゴ ハーフスワレの役割を探ってみるのも面白いかもしれません。
筆者個人的には、かなりアリのフレーバー、それがドミンゴ ハーフスワレでした。是非一度お試しください。
※本記事で紹介したドミンゴ , ハーフスワレ系シャグ , レギュラー系シャグはリンク先でも詳しく紹介しています。