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一般社団法人日本たばこ協会より加熱式タバコの販売実績等のデータが初めて公開されました。
今までこうしたデータが公表されなかったこともあり、非常に興味深い内容でした。
今回は日本たばこ協会のデータをもとに編集部の見解を交えてタバコ市場を読み解きます。
4〜6月で加熱式タバコは98億本
日本たばこ協会は8/31に紙巻きたばこや加熱式たばこに関するデータを公開しました。
過去に紙巻きたばこに関するデータは開示していましたが、加熱式たばこは今回が初。
協会の発表によると、2020年度4〜6月の国内加熱式の販売実績は98億本だったとのこと。
一箱の単位ではありませんが、98億本という数字はとてつもないですね。
近年、紙巻きタバコから加熱式タバコの移行組が増え、市場占有率は増加しています。
背景にタバコの煙に対する世間の厳しい目や、2020年4月に施行された改正健康増進法などが関わってきていると思われます。
筆者の周囲でも紙巻きタバコから加熱式に移行する人は目に見えて増加しました。
紙巻きタバコの販売本数は減少
一方で紙巻きタバコの販売本数は減少しています。
今に始まったことではなく、喫煙者の減少は世界的なトレンドですが。
ちなみに2020年度の4〜6月の紙巻きたばこの販売実績は253億本。
こちらも減少傾向とは言え、途方もない数字ですね。
ただ、2019年度の実績は314億本なので、減少していることが伺えます。
なお、上位20銘柄の販売実績は以下の通り。
セブンスターとメビウスが人気ですね。(余談ですが、筆者はアメスピが好きです)
タバコ市場のトレンド
タバコ各社は継続的に新商品を投入しています。
最近のトレンドで言うと、メンソール系の銘柄が多く発売されています。
メンソール特化のデバイスとしてプルームエス2.0が販売されたのは記憶に新しいです。
それ以外にもかぎタバコという口に含んでニコチンを摂取するタイプのタバコも登場しています。
背景には年々、拡大していく嫌煙トレンドを意識したものだと思われます。
控えるタバコ増税
一方で2020年10月にはタバコ増税が控えています。
紙巻きタバコ、加熱式タバコと幅広い銘柄が対象で喫煙者の財布を直撃するのは避けられません。
具体例を挙げると、セブンスターは510円から560円へ。
メビウスは490円から540円へ。
大体、10%増くらいの値上げとなります。
こうした背景から、タバコ各社は割安なタバコも市場に投入し始めています。
例えばキャメルシリーズから発売されたリトルシガーは一箱360円。
アメリカンスピリットのミントシリーズは本数を14本に抑えて一箱400円で販売されます。(単価は上がっているんですけどね!)
喫煙者の選択肢
禁煙やタバコ増税の影響などにより、様々な選択肢を模索する喫煙者は多いようです。
そのまま引き続き、今まで吸ってきた銘柄を継続する人もいれば、これを機会に他の選択肢に乗り換える人もいます。
禁煙したいけど、すっぱりタバコを辞めれない人にはVAPEという選択肢があります。
(VAPEはノンニコチンのリキッドを加熱して蒸気を楽しむ製品)
タバコ代を抑えたい人には紙巻きから手巻きタバコに移行するのもアリです。タバコ代を半額以上抑えることができます。
節約したいけど、タバコの煙も気になる人はヴェポライザーという選択肢もアリ。
個人的にはこうした機会に煙管(きせる)やパイプに挑戦してみるのもアリなのでは?と感じます。
禁煙でそのままスッパリ煙草を辞めるのも一つの選択肢ですが、他にも様々な選択肢があります。ぜひ参考にしてみてください。
データ引用:日本たばこ協会公式サイト