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最初期のモデルは1800年代後半に、草の根的に存在したと言われるマールボロ。本格的な流通となったのは1924年、イギリス・ロンドンにあったたばこメーカー、フィリップモリス社がアメリカのたばこ市場向けにリリースしたことによりますが、当初女性向けたばことして発売されていたものの、後に男性向けたばことしての宣伝戦略をはかり、一躍世界中で愛されるブランドへと成長しました。
日本のたばこ市場には1973年に展開され、以来、「洋モク」の代名詞的ブランドとして認知され、「マルボロ」の名でよく親しまれてきました。
2023年現在、日本市場におけるマールボロのラインナップは全16種あります。本記事ではこれらにフォーカスしご紹介しながら、オススメの銘柄も合わせてご紹介。後半ではマールボロのストーリーについてもご紹介します。
マールボロの価格【2023年版】
2023年現在、日本で販売されているマールボロは全16種ありますが、いずれも20本入りパッケージで600円です。他のたばこブランドでは、これより安価なものも数多くありますが、そうであってもマールボロをチョイスする人は多いです。
優れた喫味、長きにわたって愛され続けた習慣、そして、あの優れたパッケージ・デザインにチョイスする理由があると思いますが、次に全16種類の各銘柄についてご紹介したいと思います。
マールボロは16種類を展開
2023年時点でのラークブランドは以下の全16種類を展開しています。
- マールボロ・ボックス
- マールボロ・ ソフト
- マールボロ・ミディアム・ボックス
- マールボロ・ゴールド・ボックス
- マールボロ・ゴールド・100s・ボックス
- マールボロ・メンソール・12・ボックス
- マールボロ・メンソール・8・100s・ボックス
- マールボロ・メンソール・8・ボックス
- マールボロ・メンソール・4・ボックス
- マールボロ・ブラックメンソール・8・ボックス
- マールボロ・ブラックメンソール・エッジ8・100s
- マールボロ・ダブル・バースト・5・ボックス
- マールボロ・ダブル・バースト・パープル・5・ボックス
- マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・8・ボックス
- マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・5・ボックス
- マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックス
各モデルの展開は4つに大別できます。レギュラーシリーズ、メンソールシリーズ、2つのカプセル装備のバーストシリーズ、同じくカプセル搭載で強いミントを味わえるアイス・ブラストシリーズ。いずれもマールボロ特有のグラフィックデザインが施され、他ブランドにはない特別感を醸し出していますが、それぞれの喫味やスペックはどんな個性があるのでしょうか。各モデルについてご紹介したいと思います。
マールボロ・ボックス
言わずと知れた「マルボロ」のレギュラーモデル。タール12mg・ニコチン1mgと重めの設計ですが、豊かな香りとうま味のバランスに優れたアメリカンブレンドの虜になった日本人は多そうです。日本市場向けにチャコールフィルターを採用しています。
タール | 12mg |
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ニコチン | 1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ ソフト
通称「赤マル」と呼ばれるモデル。タール12mg・ニコチン1mgと重めの設計で、強いアタックに対するコク深い味わいに、こちらもファンが多いです。ボックスではなくソフトパッケージのほうが通だと主張する人もいるようです。
タール | 12mg |
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ニコチン | 0.9mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ミディアム・ボックス
マールボロのコク深い喫味を生かしながら、タール8mg・ニコチン0.7mgと少々ライトにしたモデル。程よい吸い口でありながら、マールボロ特有の苦味・辛味・ほのかな甘味を、まろやかに味わうことができる一品です。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.7mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ゴールド・ボックス
マールボロのレギュラーモデルのクセを抑え、普遍的な喫味設計にしたモデル。タール6mg・ニコチン0.5mgという吸いやすさで、マールボロブランドの新たなファンを獲得した銘柄でもあります。
タール | 6mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ゴールド・100s・ボックス
基本の喫味設計・タール・ニコチン数はマールボロ・ゴールド・ボックスと同様ですが、ロングサイズである分、よりマイルドな吸い口になっています。こちらもマールボロブランドの新たなファンを獲得した一品。
タール | 6mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・メンソール・12・ボックス
マールボロのレギュラーの野太いキック感を残しながら、メンソールフレーバーに転じたモデル。タール12mg・ニコチン0.8mgとマールボロ・ボックスやマールボロ・ソフトに近い重さでありながら、メンソールの効果で爽快感のある吸い口になっています。
タール | 12mg |
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ニコチン | 0.8mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・メンソール・8・ボックス
マールボロ・メンソール・12・ボックスの重さをややライトにした銘柄。タール8mg・ニコチン0.6mgで、程よいアタックとボディに、メンソールがキレを加えています。マールボロのメンソールシリーズでは支持の厚い一品です。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.6mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・メンソール・8・100s・ボックス
基本の喫味設計はマールボロ・メンソール・8・ボックスと同じですが、100mmのロングサイズである分、よりまろやかでスムースな吸い口を楽しめます。濃すぎず、薄すぎないマールボロのメンソールを吸いたい場合にオススメの銘柄です。
タール | 6mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
マールボロ・メンソール・4・ボックス
マールボロ・メンソール・ボックスシリーズのうち、最もライトな喫味の銘柄。タール4mg・ニコチン0.3mgで、12や8に比べれば確かにキック感などは控えめですが、その分、メンソールの爽快感を強く感じることができる仕上がりです。
タール | 4mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ブラックメンソール・8・ボックス
マールボロ・メンソールのブラックバージョン。ピリッとした辛口メンソールが持ち味で、こちらはタール8mg・ニコチン0.5mgの最も重いモデル。かなり強めのミントがマールボロ特有の喫味をスキッと持ち上げてくれる印象です。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ブラックメンソール・エッジ8・100s
基本的な喫味設計はマールボロ・ブラックメンソール・8・ボックスと同様ですが、100mmのロングサイズな分、いくらかマイルドになった印象のモデル。強めのミント仕立てで、爽快な気分を味わいたい際にもってこいの一品です。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ダブル・バースト・5・ボックス
メンソールの度合いを自分好みにカスタムできるよう、2カプセルを搭載したモデル。タール5mg・ニコチン0.3mgで、もともとの吸い口はマールボロにしてはライトですが、メンソールカプセルを潰すことで、かなりインパクトのある喫味に。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・ダブル・バースト・パープル・5・ボックス
マールボロ・ダブル・バースト・5・ボックスと同量のタール・ニコチン数ですが、こちらのカプセルの一つはブルーベリーのフレーバーとなっており、メンソール+フレーバーの両方を楽しみたい方向けの銘柄です。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・8・ボックス
マールボロのコク深い味わいを、冷たささえ感じる強烈なメンソールと融合させたモデル。こちらもカプセル搭載型で、これを潰すことで強烈なメンソール感を味わうことができます。たばこ感もメンソール感も強い喫味を求める方にオススメの一品。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.5mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・5・ボックス
マールボロ・アイス・ブラスト・メガシリーズの中ではミドルクラスに位置するタール5mg・ニコチン0.3mgの銘柄。8よりも吸い口が良く、後味のスッキリ感もあります。蒸し暑い夏場などには特にオススメの一品です。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックス
マールボロ・アイス・ブラスト・メガシリーズの中では最も軽いタール1mg・ニコチン0.1mgのモデル。当然たばこ本来のキック感は控えめで、強烈なメンソールのほうが際立つような喫味が特徴。ある意味ではマールボロブランドの中で最も異端にも思えるモデルです。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 600円(税込) |
画像引用:キシダサービス
【オススメ銘柄】マールボロ・ボックス
2023年現在、日本のたばこ市場に流通するマールボロの16種のモデルを紹介しました。
どこか通好みで、重めのたばこばかりラインナップしている先入観がありましたが、ここまでのご紹介の通り、近年の低タール・低ニコチンへの支持の高まりに呼応したモデル、最新技術のカプセルを駆使したモデルなどもあり、多彩なラインナップを展開していることが正直意外でもありました。
そんな中でも、やはりまず第一のオススメといえば、レギュラーモデルとなるマールボロ・ボックスです。これを吸わずしてマールボロを語ることはできないでしょう。
タール12mg・ニコチン1mgと重めのたばこで、マールボロ特有のたばこ葉の苦味・酸味・辛味を強く感じる一方、パフの後半ではどことなくまろやかな風合いも感じ、この全体のバランスが多くの人々を魅了してきたのだと思います。
日本市場向けにはチャコールフィルターが採用されていますが、このことで、繊細な喫味を好む日本人の舌にもマッチしているように思います。
今日では様々なモデルをラインナップしているマールボロですが、基本となるベースの喫味を、このマールボロ・ボックスでよく味わっておくと、他のモデルの素晴らしさもより強く感じることができそうに思います。
【オススメ銘柄】マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックス
続いてオススメしたいのが、マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックスです。
マールボロ・ボックスが、その家の始祖なのだとしたら、マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックスは孫かひ孫にあたるモデルのように感じられます。
マールボロブランドの中では最も軽いタール1mg・ニコチン0.1mgのモデルで、昨今の低タール・低ニコチンのニーズに呼応していることが伝わってくる一方、最近流行りのカプセルをフィルター内に備え、アイス・ブラストするかのような強烈なメンソール仕様に味変できる寸法となっています。
たばこ本来の喫味としては極めて軽めであり、当然キック感もボディも控えめです。しかし、この強烈なメンソールのおかげで、かなり個性的な喫味になっており、マールボロブランドの新時代さえ予感させる仕上がりになっています。
従来のマールボロファンが、このマールボロ・アイス・ブラスト・メガ・1・ボックスです。
マールボロ・ボックスを好むかどうかはさておき、意欲的なモデルであり、従来のファン以外にマールボロを紹介する銘柄であるとは言えそうです。
後述するマールボロブランドの長い歴史も踏まえて考えれば、かなり感慨深いモデルだと思います。この斬新な味わいも是非一度お試しいただければ幸いです。
マールボロストーリー:マールボロはどのようにして生まれた?
マールボロの最初期の逸話は、巨大たばこメーカー・フィリップモリス社の成り立ちと不価格関わっています。
1846年、イギリス・ロンドンのボンド・ストリートでたばこ専門店としてシガレットやシャグの販売をスタートさせたフィリップ・モリスという人物。残念なことに1873年にがんで亡くなってしまいますが、彼の意志を惹きついた兄弟と妻が事業の継続を決意し、さらに事業の拡大をはかてロンドンのグレート・マールボロ・ストリートにたばこ工場を開設しました。
この事業が軌道に乗った後、フィリップモリス社は1902年にアメリカ・ニューヨークに子会社を開設し、多くのたばこブランドを販売することになりました。このニューヨークでの子会社設立に先立つこと、1885年時点で「マールボロ」と呼ばれる女性向けたばこがロンドンに存在しており、この子会社設立の際にも、マールボロをラインナップしていたと言われています。また、マールボロのマークは商標として1908年時点でアメリカに登録されていたとも言われています。
しかし、マールボロブランドが広く流通し、アメリカ本国でその名を知らしめるようになったのは、1924年のこと。ここから確固たるブランド確立となり、本格的な「女性向けたばこ」としての宣伝も熱心に行うようになりました。そのキャッチコピーは「マイルド・アズ・メイ(5月のようにまろやか)」。母の日などがある5月を「女性」になぞらえてのキャッチコピーだったようです。
しかし、第二次世界大戦が起こる少し前、マールボロブランドの売り上げはアメリカのたばこ市場の1%にも満たず、一時市場から撤退したこともありました。
新たなリブランディングに着手
第二次世界大戦が終わると、フィリップモリス社はマールボロの再発に乗り出し、従来の女性向けたばこブランドとしてではなく、男性用たばことして宣伝し直すことにしました。特に印象的だったのが「マールボロ・カントリー」のキャッチコピーとともに「マールボロ・メン」という男性像を象徴したカウボーイを作り、男らしい人物像とマールボロのイメージを重ねたものでした。本来、1日中馬にまたがり動物と対峙するカウボーイは、シガレットよりも噛みたばこを好む傾向があったようですが、この宣伝効果によって、マールボロは「カウボーイ(=男らしい人物)が吸うたばこ」の代名詞となり、「女性向けたばこ」のイメージから脱却することができました。
日本のたばこ市場に展開されたのは1973年からですが、「マルボロ」の愛称で「洋モク」の代表ブランドの一つとしてよく知られるようになりました。
日本での製造・販売は当初、日本専売公社が行っていましたが、日本たばこ産業(JT)発足から2年後の1987年からはブランディング展開がスタート。特に1990年代にはマールボロブランドを冠に様々な銘柄をラインナップ。現在その多くは廃盤になっているものの、マールボロブランドの歴史上、興味深い意欲的な銘柄を多く展開していました。
2005年でライセンス契約が終了した後は、フィリップモリス社からの輸入販売となりましたが、それでも2007年にはセブン-イレブン限定モデルなどもあり、マールボロ特有のブランディングは以降の銘柄にもいくつか見受けられました。
現在は、本記事でもご紹介した通り、カプセル内蔵モデルなども多数ラインナップするマールボロブランドですが、レギュラーモデルとなるマールボロ・ボックスなどはウクライナ製やセルビア製となっています。
マールボロブランドの、どこか特別な印象を与える気品があり、それでいて硬派なイメージはこういった長いストーリーに裏付けされたものでした。これから先の未来にも、あのロゴ、あの独特の喫味がさらに多くの喫煙者に支持されることを祈るばかりです。
世界中で愛されるマールボロの味わいを楽しもう
ここまでのご紹介の通り、当初は女性向けとして登場したマールボロ。戦後、男性向けに転換して以降、世界中の多くの人に愛されるシガレットとなりました。
ブランドのヒストリーと、やや格式高く感じるブランドイメージから、初心者にとっては敷居高めに感じられるところもありますが、本記事でご紹介の通り、ビギナーにも入りやすい低タール・低ニコチンモデルや、カプセル入りのメンソール+フレーバーモデルなどもあります。
是非あなたも最新のマールボロブランドの喫味を体験すべく、手にとってみてはいかがでしょうか。あなたにピッタリの銘柄が必ず見つかることと思いますよ。