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ニコレスにカフェインは含まれているの?という疑問を検証してみる

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アイコスで禁煙ができる互換スティックのニコレス。

このニコレスにはカフェインは含まれているのでしょうか?

ニコレスにカフェインは含まれている?

ニコレスはタバコ葉を紅茶の茶葉に差し替えた製品です。

見た感じは加熱式タバコのスティックなのですが、中身がタバコ葉ではないためニコチンゼロ。

最近、新しい禁煙商品として注目されています。

紅茶の茶葉を使っているためニコチンが含まれているのか?という点がきになるのですが、実際どうなのでしょうか。

ニコレス公式サイトや商品パッケージにはカフェインに関する記載がないため推測にはなりますが、ニコレスにはカフェインが含まれていない、仮に含まれていたとしても微量だと考えます。

ニコレスの仕組み

ニコレス

ニコレスには加熱式タイプで茶葉を加熱することで煙を発生させ、その煙を吸引します。

ちょうど燻製のようなものイメージすると分かりやすいのですが、着火式ではなく加熱することで煙を発生させるタイプ。

紅茶の茶葉自体にカフェインは含まれており、発生する煙を吸うのだからカフェインが含まれるのでは・・・と思いますが、コーヒーや紅茶でカフェインが発生するのは液体による抽出が想定されることがほとんどです。

ニコレスは茶葉を液体に通して使用する製品ではないので、そもそもカフェインが抽出される前提が違うというわけです。

カフェインを気化する技術はある

コーヒーカフェイン

それではカフェインは全く気化しないのでしょうか?

これに関してはNO。カフェインを気化する技術はあります。

カフェインをあえて気化させ、蒸気に添加する技術は2001年にアメリカで特許が出願されています。

VAPEなどの電子タバコでコーヒーフレーバーに実際に気化させたカフェインを添加する商品に使われています。

JTでも「吸うカフェイン」というコンセプトの商品が最近、発売されました。

ston(ストン)公式サイト

カフェインを気化するのは容易ではない

フラスコ

ここで注目したいのは、カフェインを気化する技術があることと、コーヒー豆や紅茶の茶葉を加熱して煙を発生させてもそこに十分なカフェインがあるか否かはイコールではないということです。

特許を出願しているものなので、単に燃焼や加熱して発生させた煙には十分なカフェインが含まれていないことは容易に想像できます。

長野の教育機関がカフェインを気化させて抽出する方法の研究をまとめたものですが、レポートにはカフェインの結晶を単純に燃焼させただけではカフェインを回収するのは困難だと触れられています。

カフェインの抽出はできるのか?

その際にはクロロホルムを使い抽出した方が成果が挙げられるとも。

上記のレポートやアメリカでの特許の経緯から、カフェインを気化させて抽出するには特殊なステップを踏むことが必要なのが分かります。

ニコレスを使用してみて

アイコスとニコレス

実際にニコレスを購入し使用してみました。

就寝前にニコレスを使用することもあるのですが、これにより眠れなくなるような症状が出たことはありません。

ニコレスの煙に含まれるカフェインの含有率は0.000gというわけではないかもしれませんが、カフェインを気化するには特殊な技術が必要であることから、カフェインはほぼ含まれていないと思います。

ただし、ニコレスのパッケージには妊娠中などの使用は避けることが明記されているので、使用の際は注意しましょう。

 

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