【全10種】ピースたばこの種類や値段は?おすすめの銘柄も紹介|CAPNOS
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【全10種】ピースたばこの種類や値段は?おすすめの銘柄も紹介

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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JTが販売する紙巻きたばこ銘柄・ピース。「平和の未来」を願って発売されたたばこで、上質なバージニア葉をベースにした香り豊かな味わいと、濃紺やクリーム色を基調とした大人っぽいパッケージから、喫煙者の間ではどことなく「渋い」「通」な銘柄として認識されることが多いです。本記事では、そのピースシリーズの種類や値段をご紹介。数量限定の周年記念パッケージもレビューします。

ピースの価格【2023年版】

2023年時点でのシリーズ商品は全10種あり、その価格は300円から1000円までと幅広いです。ピースの原点とも言える通称「ショートピース(ショッピ)」「紺ピー」の両切りから、缶入りや限定パッケージまでがあります。一般的なシガレットとしては600円、630円、640円のものがあり、初見のユーザーにとっては少々ややこしく映るのも正直なところ。次に一挙まとめてご紹介します。

ピースは10種類を展開

2023年時点でのピースは、本数の少ない両切り、普段使いにピッタリの20本入り、50本入りの通称「ピー缶」、75周年記念パッケージまで以下の10種類を展開しています。

  1. ザ・ピース
  2. ピース(10)
  3. ピース(20)
  4. ピース(50)
  5. ピース・アロマ・インフィニティ
  6. ピース・アロマ・クラウン・100s・ボックス
  7. ピース・アロマ・ロイヤル・100s・ボックス
  8. ピース・オリジン・オブ・バージニア・リーフ
  9. ピース・スーパーライト・ボックス
  10. ピース・ライト・ボックス

これらのうち、コンビニなどで日常的に購入できるのはピース(20)、ピース・アロマシリーズ、ピース・スーパーライト・ボックス、ピース・ライト・ボックスなどの20本入りパッケージの6種と考えて良いでしょう。他方、この6種以外は、たばこ専門店などで購入するのが一般的ですが、近年増えているたばこの商品点数の中でも認知度は抜きん出て高く、どのお店でも在庫されていることが多いのも特徴です。

そんな現行10種類のピースシリーズですが、各銘柄ごとに概要や味わいが微妙に異なります。

ザ・ピース

「ザ」を冠したスペシャルパッケージで、特製の缶パックと新開発となったアロマパックを採用。ピース特有のバージニア葉をベースにシリーズ最高の香りを表現した一品。

タール 10mg
ニコチン 1mg
本数 20本
価格 1,000円(税込)

ピース(10)

ピース10

10本入り300円で購入しやすいピースの基本銘柄。両切りタイプで、上質なバージニア葉に、柔らかい口当たりを加えるためバニラ香料を採用したもの。

タール 28mg
ニコチン 2.3mg
本数 10本
価格 300円(税込)

 ピース(20)

ピース20

現行「ピース」シリーズの中で、唯一クリーム色を基調としたパッケージ。フィルター付きで吸いやすいタイプで、バージニア葉特有の芳醇な香りと旨味を楽しめます。

タール 21mg
ニコチン 1.9mg
本数 20本
価格 600円(税込)

 ピース(50)

ピース50

ピース(10)の両切りタイプを50本セットし、缶入りにしたパッケージ。ピースの味わいを缶に封じ込めた通向けの一品。通称「ピー缶」として、長年愛好するユーザーも。

タール 28mg
ニコチン 2.3mg
本数 50本
価格 1,500円(税込)

 ピース・アロマ・インフィニティ

ピースアロマインフィニティ

2007年10月より全国発売がスタートした比較的新しい銘柄。従来のピースのバージニア葉をより吸いやすくし、上品で落ち着いた喫味を表現した一品。

タール 8mg
ニコチン 0.7mg
本数 20本
価格 630円(税込)

ピース・アロマ・クラウン・100s・ボックス

ピースアロマクラウン

「ピース・アロマ」シリーズのうち、タール、ニコチンともに最も軽めに設計された銘柄で、バージニア葉の持つ上質な香りを、優しい口当たりで楽しむことができます。

タール 6mg
ニコチン 0.6mg
本数 20本
価格 640円(税込)

ピース・アロマ・ロイヤル・100s・ボックス

ピースアロマロイヤル

ピース・アロマシリーズのうち、タール、ニコチンともに最も強めの銘柄。雑味を取るプレミアムブレンドが特徴で、強いキック感と香り豊かな風合いを感じられます。

タール 10mg
ニコチン 1mg
本数 20本
価格 640円(税込)

ピース・オリジン・オブ・バージニア・リーフ

冒頭でも触れた1946年発売の「ピース」の75周年を記念して、2021年に数量限定で発売された特別パッケージ。華やかな香りとしっとりとした甘さが特徴で、「持っていたい」と思わせるパッケージと合わせて、高額ながらシリーズの中でも特別な意味を持つ一品。

タール 11mg
ニコチン 1.3mg
本数 20本
価格 1,000円(税込)

ピース・スーパーライト・ボックス

ピーススーパーライト

「ピース」シリーズの中でも最も軽い銘柄で、バージニア葉の華やかな香りを、ライトに楽しむことができます。「ピース」の独特の喫味に慣れないユーザーにもオススメの一品。

タール 6mg
ニコチン 0.5mg
本数 20本
価格 600円(税込)

ピース・ライト・ボックス

ピースライト

バージニア葉とバニラタイプ香料というピースシリーズ特有の芳醇な香りと旨味を比較的ライトに楽しめる一品。従来のピースをさらに洗練させた喫味を楽しめます。

タール 10mg
ニコチン 1mg
本数 20本
価格 600円(税込)

画像引用:たばこ宅配便

ピースのオススメはユーザーの好みによって異なる

前項の10種類が現行ピースの概要ですが、このうちのオススメは、ヘビースモーカーの方なら長きにわたって愛され続ける両切りタイプのピース(10)、ピース(50)。ピースが持つクラシカルでありながら普遍的な喫味をダイレクトに味わうことができます。他方、このうち「両切りはちょっと苦手」という人には、フィルター付きのピース(20)もオススメです。

また、独特で大人っぽい印象さえあるピースを、カジュアルに楽しみたい人にはピース・アロマシリーズもオススメで、低タールから高タールまであるうちのいずれかをチョイスすると良いでしょう。

両切りピースを美味しく吸う方法

ピースを語る際に出てくるキーワードの『両切り』。これはフィルターなしのたばこを指します。通常のたばこは片側にフィルターが付いており、そこから喫煙しますがピースはフィルターがありません。両切りに慣れていない人は、吸っている時にたばこの葉が口に入り不快に感じる人もいます。このようなケースでは以下のような吸い方をすると改善します。

  • 唾液が付かないよう、唇を内側に巻き込むようにして吸う
  • 弱めにゆっくり、少しずつ吸って葉が口内に入らないようにする
  • ピースを机上でトントンとし、吸い口の葉を詰める。この時に詰められた分だけ隙間が出来るので、巻紙を中に織り込むようにする

参考:ショートピースをうまく吸うコツ | Yahoo!知恵袋

ピースの味わいを洗練させたピース・ライト・ボックスもオススメ

ピースライトボックス

さらに、より洗練された味わいを求めるなら、比較的新しい銘柄のピース・ライト・ボックスがオススメです。ピース本来が持つ、バージニア葉+バニラ香料による豊かな喫味をより洗練させた設計で、ライトユーザーにも吸いやすいのが特徴です。また、コンビニエンスストアなどでの取り扱い量も多く入手しやすい点も嬉しいところです。

ただし、認知度はまだ低めであることと、兄弟商品のピース・スーパーライト・ボックスやピース・アロマシリーズともパッケージが酷似していることから、明確に指定する必要もあります。このため、コンビニエンスストアなどで購入する場合は、自身の目で銘柄を確かめ、番号で注文するなどを心がけると良いでしょう。

【番外編】オンライン限定のピースリトルシガーもおすすめ

コンビニやたばこ店で販売していないピースに、『ピースリトルシガー』という銘柄もあります。商品名の通り、リトルシガーに分類され巻紙にもたばこ葉が使われているというもの。

シガーのような重厚かつ芳醇な香りが特徴で、贅沢な気持ちにさせてくれる銘柄です。筆者も好きな銘柄ですが、入手方法がJTオンラインショップのみの販売なのが難点… 価格は1箱650円なのですが、送料を含めると約1,000円ほどになります。

しかし、ピース好きには一度試してみてほしい銘柄です。

ピースリトルシガーの味わいの感想をレビュー

ピースの成り立ち:ピースはどうやって生まれた?

諸説ありますが、初代のピースの誕生は1920年で、第一次世界大戦が終わった後「平和が訪れた記念」として、この名のたばこが発売されました。しかし、第二次世界大戦などの影響もあり、その後、最初のピースは事実上の販売停止に……。今日のピースにもつながる2代目ピースは第二次世界大戦後の1946年、改めて「新発売」として登場したものを指しています。

ただし、この初代と2代目の因果関係が曖昧で、あくまでも1946年発売のピースと、それまでのピースには関係がないという見方もあります。このため、本記事ではあくまでも現行ピースに繋がるものに限ってご紹介したことをご了承ください。

75年以上に渡るロングセラー・ピースの味わいを楽しもう

最後に優雅にも映る、そのパッケージデザインについてもご紹介します。

ピースシリーズの発端となったピース(10)のデザインは、1946年の発売時は別のものでした。しかし、それから6年後の1952年にデザインを刷新。アメリカのロングセラーたばこ・ラッキーストライクのパッケージデザインも手がけた著名な工業デザイナー、レイモンド・ローウィによってピース(10)の意匠が確立されました。

レイモンド・ローウィは「口紅から機関車」まで幅広い分野で優れたデザインを手掛けた巨匠であり、これだけ著名なデザイナーに意匠を依頼したことで、当時の日本たばこ産業(今日のJT)がピースにかけた強い思いを感じることもできます。

ピースのシンボルマークである「オリーブ葉をくわえた鳩」は、旧約聖書の「ノアの方舟」に由来する「平和(ピース)の象徴=鳩」の逸話から引用されたもので、日本の風土や慣習に合わせて、紺色と金色(クリーム色)を基調にしたものだったと言われています。この意匠が礎となり、75年以上経った今も色褪せることなく、デザインのマイナーチェンジを加えながらも今日の最新銘柄にまで採用され続けています。

その気品溢れるデザインもまた、ピースのバージニア葉・バニラ香料の優雅な喫味とマッチするものであり、ほかのたばこシリーズとは一線を画す特別な印象を受けます。

長い間、多くの喫煙者に愛され続けた普遍的で優雅な喫味、どことなく「持っているだけで特別な意味」さえ感じる、優れたパッケージデザインと合わせて、ピースの味わいをこれからも楽しんでいきましょう。

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