【シャグレビュー】「フランドリア バージニア」と紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS

【シャグレビュー】「フランドリア バージニア」と紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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1939年、ベルギーの東フランダース・クルイセムという町で開業したフランドリア・タバコ。

2016年にベルギーの別のたばこメーカー、スタブと合併することになり、スタブ・フランドリアという一つの企業となりましたが、この歴史ある「フランドリア」の冠をそのままシャグに継承した渾身のブランドが「フランドリア」シリーズです。

日本でも2010年代から「フランドリア」シリーズの手巻き用シャグが販売されていますが、輸入業者の問題で一時は販売中止になった時期もありました。

しかし、2018年頃より今日まで輸入を続ける秋山産業という業者により復活。そのクオリティの高さを日本でも味わい続けられることになりました。

複数の銘柄がある「フランドリア」シリーズですが、いずれもハンドストリップを施したたばこ葉を中心にブレンドしているようです。

また、たばこ葉の刻みは0.3mmで、長い紐状の刻みを作り、このことで手巻きする際に巻きやすく、味わい深いシャグを実現しているとのことです。

インターネットでの試飲レビューなどでもおおむね高評価を得ているブランドであり、筆者も自ずと期待が高まります。

今回試すのは、この「フランドリア」シリーズから、「バージニア」という銘柄。

「洗練されたキレの良さと、柔らかい吸い心地が特徴的なバージニアブレンド」という紹介文が散見され、すなわちバージニア葉の芳潤な喫味をどこまでも引き上げたシャグということになりそうです。

この「フランドリア バージニア」、果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

まずはスペック、開封、葉の感じから見ていきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

「フランドリア バージニア」のスペック

・生産国 ベルギー
・価格 720円
・内容量 25g

開封

パッケージは、シュリンクされている一方、ややチープで硬いものです。

これを開けると、冒頭で触れたような解説文が日本語で記載されており、「ふむふむ」と読みつつ、肝心のシャグを見てみました。

バージニア葉のブレンドたばこである一方、その香りは実に濃厚で、ハーフスワレのように、ファイヤーキュアード(火力乾燥)した印象もあります。

よく言われるような「カツオ節」「鉛筆の削りカス」にも似た香りであり、まさに筆者好みのシャグでありそうです。

この時点では「これならマズいはずがない」と思いましたが、次に葉の感じも凝視してみたいと思います。

葉の感じ

ファイヤーキュアードのような香りがする一方で、ハーフスワレなどに多い粘着感は極めて薄いたばこ葉となっており、むしろカラッカラに乾いています。

また、シャグのカットは冒頭でも触れた通りかなり細かめで、ギュッとつまむとポロポロと粉になってしまうほどです。

乾いたたばこ葉、細かいカットのシャグは火をつけて吸った際、結構辛めの喫味になることが多いですが、この「フランドリア バージニア」は果たしてどんな風合いを楽しませてくれるのでしょうか。

まずはヴェポライザーの190度から試していきたいと思います。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。

190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

開封時やたばこ葉を見た際には想像できなかったマイルドな甘さが際立ち、また微かな酸味もあり、独特の喫味のように思いました。

結構クセになりそうな味であり、豊かな吸い心地を楽しませてくれます。

これはこれで良いのですが、ヘビースモーカーの筆者としては正直もう少しパンチもほしいものです。

多少、バランスが崩れても良いので、ガツンとした喫味が楽しめると最高なのですが……。

ということで、ヴェポライザーの燃焼温度を220度にアップし再び吸ってみたいと思います。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

燃焼温度を上げた影響で、全体の喫味はやや荒れた一方、キック感が強まり、まろやかな甘さよりも、苦味と酸味が少し際立った印象で、これはこれで悪くない風合いです。

190度に比べれば確かに乱暴な喫味になっているものの、筆者的にはこっちのほうが吸い心地も感じられ良いように思いました。

ここまでがヴェポライザーでの感想ですが、手巻きにして吸うと、どのように印象が変わるでしょうか。次に試してみます。

手巻きで吸ってみた

1パフ目で感じたのはヴェポライザーとはまるで違う苦味と酸味とキック感。

かなり強い喫味なのですが、吸っている後半から、ヴェポライザー190度で感じたようなまろやかさがこの強い喫味を覆ってくれ、独特の風合いを醸し出しています。

吸い終わった後も、舌先に苦味と酸味が残り、結構ヘビースモーカー向けのシャグだなとも思いました。

筆者としてはかなりうまいと感じた一方、この個性的な喫味を嫌がる人もいるようにも感じました。

「フランドリア バージニア」の感想

ヴェポライザーと手巻きとでは、喫味に大きな変化をもたらすシャグではありましたが、筆者は嫌いではなく、指定銘柄にするのもアリかなと思うほどでした。

ただ、冒頭で触れたような「キレ」が何を指すのかはわからないほど、後味が強いのも「フランドリア バージニア」の特徴で、この点を嫌がる人も多いようにも思いました。

このように結構クセの強いシャグではあるのですが、機会がありましたら、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか。

ヴェポライザー評価:4/5

手巻き評価:4/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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