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たばこ生産が盛んなことで知られるインドネシア。たばこ農家で子どもに労働をさせるなどのネガティブなニュースもありますが、古くからたばこに親しみがある国であることだけは確かで、数多くのブランドたばこをリリースしています。
シガレットでの有名どころは独特の香りでコアな人気を誇る「ガラム」がありますが、手巻き用シャグで言えば筆者が大好きな「バイオリン」、「パピヨン」などもインドネシア産です。
ヨーロッパの老舗メーカーのシャグにも負けず劣らずの喫味であり、「インドネシア産」と聞くと、ちょっとテンションが上がる筆者です。
今回ご紹介する「ガンドゥン アロマ オリジナル」というシャグもインドネシア産で、日本での販売元はスミス・コーポレーションというたばこやコーヒー豆を輸入するメーカーです。
この「ガンドゥン アロマ オリジナル」、事前に調べたところによれば、完全無農薬栽培の葉を長期熟成させた手巻きタバコで、たばこ葉の洗浄や加湿する水にも十二分の配慮を行い、さらに天然成分の甘味成分(緑茶エキスなど)を染み込ませているとのこと。
「緑茶エキス」とはなかなか珍しいですが、ヨーロッパ産のフレーバー系シャグの一部にあるような粗悪なものとは一線を画すものなはずと期待が高まります。
この「ガンドゥン アロマ オリジナル」、果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。
まずはスペック、開封した感じ、葉の感じから見ていきましょう。
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「ガンドゥン アロマ オリジナル」のスペック
- 生産国 インドネシア
- 価格 900円
- 内容量 30g
開封
アイコンにカエルがあしらわれているパッケージを開封し、シャグの香りを嗅ぐと、ほろ苦い香りがします。
これが「緑茶エキス」の香りなのかもしれませんが、ズバリ「緑茶だ!」とは言い切れない感じがあります。
また、その奥のほうでアルコールにも似たような酸味が鼻をつき、どことなく芳醇な印象です。
肝心のたばこ葉の香りは、軽くファイヤーキュアード(火力乾燥)されたような香ばしい印象で、これが正しければおそらく筆者好みのシャグなのではないかと思いました。
葉の感じ
黒に近い深いブラウンのたばこ葉には程よい粘度があります。
ファインカットなので相応にモサっと塊になってはいますが、指先で触るとパラパラとほぐれていきます。
このため、手巻きする際には特別なコツなどは要らなさそうで、初心者にも扱いやすいシャグだと思いました。
他方、たばこ葉はやや固めでもあり、筆者の経験上では「なんとなく辛そうだ」とも思いました。
これが正しく、そして辛いたばこが苦手な方は、ヒュミストーンなどを入れて加湿して使うのも良さそうです。
さて、この「ガンドゥン アロマ オリジナル」、実際に火を入れるとどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずはヴェポライザーから試していきます。
FENiX MINI PROで吸ってみた
毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。
190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。
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1パフ目で口の中に広がったのは独特のお香のような風合い。
シガレットの「ガラム」を吸ったことがある方なら、わかっていただけるかと思いますが、類い稀なあの風合いの別バージョンとも言うべきフレーバーです。
そのお香の奥底に、緑茶のような風合いを感じ、これがまた独特で実にうまい。
かなり個性的でクセのあるシャグで、ユーザーによって好き・嫌いがはっきり分かれそうな印象を持ちましたが、筆者はかなり好きです。クセになりそうな予感がします。
190度でも「ガンドゥン アロマ オリジナル」の個性は十分伝わってきましたが、ヴェポライザーの燃焼温度をアップさせることで、喫味にどんな変化があるのでしょうか。次に試してみます。
温度を上げて吸ってみた
FENiX MINI PROを220度に設定。
キック感が増したせいで1パフ目でむせてしまうほどでしたが、「ガンドゥン アロマ オリジナル」のお香感、緑茶感がさらにアップし、さらに個性的な喫味を表現しています。
粗悪なフレーバー系シャグには出せない独特のフレーバーの煙で、筆者はさらに好きになってしまいました。
クセは強いですが、かなりうまいシャグだと思います。
ここまでがヴェポライザーでの感想ですが、手巻きにするとどんな喫味になるのでしょうか。次に試してみます。
手巻きで吸ってみた
ヴェポライザーよりもキック感、苦味、辛味が強まった一方、緑茶の甘味と、どことなくスワレっぽい芳醇な香りが入り混じり、なんとも複雑な喫味設計になっています。
かなり個性的なシャグですが、筆者は大好きな味で、この味にハマった人は他のシャグには浮気できないようにも思いました。
面白い喫味ですし、なかなかうまいです。
「ガンドゥン アロマ オリジナル」の感想
シガレットの「ガラム」の喫味はかなり個性的で、筆者も大好きでよく吸っているのですが、「ガラム」の難点は「副流煙も独特の香りがする」というところ。
その点、「ガンドゥン アロマ オリジナル」は喫味こそかなり独特ですが、副流煙は普通のたばこと変わらないものですので、喫煙空間であれば周囲に気を使うことなく吸うことができそうです。
ヴェポライザー、手巻き双方でかなり美味しくいただけたガンドゥン アロマ オリジナルですが、筆者個人的にはやはり手巻きかなと思います。
クセは強いですが、ハマる人にはハマるシャグですので、是非一度お試しいただければと思います。
ヴェポライザー評価:4/5
手巻き評価:5/5
【シャグ】ガンドゥンのおすすめは?味わいを比較してランキングで紹介
※本記事で紹介したガンドゥン , レギュラー系シャグはリンク先でも詳しく紹介しています。