本ページはプロモーションが含まれています
デンマーク発祥の名門たばこメーカー、マックバレン・タバコ・カンパニー。200年近い歴史を持ち、これまでに様々な変遷があったメーカーですが、現在はパイプ用シャグ、手巻き用シャグ、スモークレスたばこなどを幅広くリリースしています。
同社では2019年にドイツのたばこメーカー、プランタ、流通会社のユニタスを買収しましたが、ユニタスのブランドだった「エクセレント」シリーズも、ローリングたばこブランドとしてマックバレン社が取り扱うようになりました。
この「エクセレント」シリーズ、数多くのフレーバー系シャグを展開しており、筆者はストイックな喫味設計が好みで、特に「バニラ」、「パイナップル」といったフレーバーは指定銘柄にしたいほどのお気に入りですが、一方で香料キツめのものもあり、こちらはあまり好みの喫味というものではありません。
つまり筆者にとっては好き・嫌い、両極端のフレーバーを展開するのが「エクセレント」シリーズというわけですが、今回は「エキゾチックフルーツ」というフレーバーを試してみます。
「エクセレント エキゾチックフルーツ」は「マンゴー」という名称がついているもの・ついていないものの2種類が存在するようで、この辺が少々ややこしいのですが、今回試すのは「マンゴー」の記載がないタイプ、つまり「エキゾチックフルーツ」という名だけのものになります。
パッケージのカラーリングはいかにもアップルマンゴーを模したもので、あの甘酸っぱい独特の風味をたばこで再現しているのだろうことが予測されます。果たしてどのような喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずは「エクセレント エキゾチックフルーツ」のスペック、開封、葉の感じから見ていきましょう。
■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介
「エクセレント エキゾチックフルーツ」のスペック
・生産国 ドイツ
・価格 680円
・内容量 25g
開封
25gで680円のコストパフォーマンスが魅力でもある「エクセレント」シリーズですが、アフリカ・南米などのバージニア葉、アフリカのバーレー葉、ヨーロッパのスパイシーなオリエント葉など、良質なたばこ葉を厳選してブレンドしているようで、この点も筆者は好印象を抱いています。
しかし、冒頭でも触れた通りフレーバーによっては香料がキツめで、こういったたばこ葉の魅力を結果的に損ねている印象のものがあるのも事実です。
今回の「エクセレント エキゾチックフルーツ」はそうでないことを願っていましたが、開封してみてガックリ。やはり香料キツめの部類のシャグでした。
アップルマンゴーのような甘い香りが鼻につき、その奥のほうでなんとかたばこ葉の香りを感じることができるといったもの。
フレーバー系シャグであるのだから、当然と言えば当然なのですが、エクセレントシリーズのバニラやパイナップルのストイックな香料設計が筆者としては好みだったために、ガックリきてしまったという次第です。
葉の感じ
開封時にはアップルマンゴーのような甘い香料の香りが鼻についたため、さぞやたばこ葉を触ってみても指先にベトっとつく感じなのだろうと思っていましたが、不思議なことに割とドライな印象です。
また、こげ茶がかったたばこ葉は実に繊細で、これなら手巻きにして吸う場合でも巻きやすいだろうと思いました。粘度があり、たばこ葉が強靭なものはうまく巻くにはそれなりにコツが要りますが、この点は初心者でも扱いやすいシャグのように思いました。
というわけで、この「エクセレント エキゾチックフルーツ」に火をつけて吸ってみたいと思います。まずはヴェポライザーから試していきます。
FENiX MINI PROで吸ってみた
毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。
ーーー
開封時に感じた香料そのものの風合いで、喫味のボディは極めて弱め。このマイルドさが良いという人がいるのはよくわかるのですが、ヘビースモーカーでガツンとした喫味を望む筆者の好みとはまるで違うものではあります。
ヴェポライザーの温度を上げることでもう少しパンチ、ボデイ、キック感が出ると良いのですが、果たしてどうなることでしょうか。次に試してみます。
温度を上げて吸ってみた
FENiX MINI PROを220度に設定。
キックは強めなのにボディが弱く、スカスカ感がさらにました印象。これは「エクセレント グレープ」をヴェポライザー220度で吸った際とほぼ同じ印象のもので、やはり筆者としては好みでない、実に物足りないものでした。
これまでの経験では、特にフレーバー系シャグとヴェポライザーの相性は「良い・悪い」が如実に出るような感じがあり、この「エクセレント エキゾチックフルーツ」は相性の悪いほうのような気もします。
手巻きにすることで、シャグ本来のポテンシャルを感じることができると良いのですが……。
手巻きで吸ってみた
全体的には極めて軽めでマイルドなたばこではありますが、ヴェポライザーで吸った際のようなはっきりしない感じではなく、キック感もあり、スパイシーでもあり、なかなかの喫味を楽しませてくれます。
エキゾチックフルーツの風合いはパフ後半で感じさせてくれるもので、これも悪くありません。
まとめると、「エクセレント エキゾチックフルーツ」は手巻きにこそ適したシャグであり、ヴェポライザーでその真価を感じることは難しいのではないかということでした。
「エクセレント エキゾチックフルーツ」の感想
ズバリ、このシャグは手巻きでなければダメで、ヴェポライザーでは物足りないことこの上ないです。
ただし、シャグの量を少しずつ使いたい人、そんなにガツンと喫煙を楽しみたいわけではない人にはヴェポライザーも良いかもしれません。
この辺もまたお好み次第ではありますが、筆者的には「エクセレント エキゾチックフルーツ」は絶対手巻きだなと思いました。
ヴェポライザー評価:1/5
手巻き評価:4/5
【シャグ】エクセレントのおすすめは?味わいを比較してランキングで紹介