【シャグレビュー】「フランドリア スパニッシュバージニア」をヴェポライザーと手巻きで吸ってみた感想|CAPNOS

【シャグレビュー】「フランドリア スパニッシュバージニア」をヴェポライザーと手巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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ベルギー産で、ヨーロッパ各国をはじめ世界中で支持のある人気シャグブランド「フランドリア」。

日本のシャグファンの間でも厚い支持があり、一時日本で販売中止になった時期には復活を熱望する声も多く上がったとか。

2018年に復活し、現在では「フランドリア」シリーズの複数のシャグを楽しめるようになりましたが、インターネットのシャグレビューなどを見ると、いずれも高評価を得ているようです。

この「フランドリア」シリーズの日本向け商品には、パッケージに共通して、たばこ葉の製法が書かれています。

いずれもハンドスリップを施したたばこ葉を中心にブレンド・栽刻しており、また、0.3mmに栽刻したたばこ葉を何度もふるいにかけて、細かい粉や茎を取り除いてブレンドしているそうです。

このような細かい作業をすることで、たばこ葉の持つ風合いを損なわせることなく、さらに手巻きする際に巻きやいシャグを実現しているのだそうです。

こういったこだわり、そしてその喫味に筆者個人的にも好感を抱いています。

これまで「フランドリア」シリーズの複数の銘柄を試しましたが、いずれも個性的でありながら、愛煙家によりそった硬派な喫味設計を感じることが多かったです。

こういった理由からあまたあるシャグの中でも、かなり信頼を寄せているブランドの一つです。

さて、今回はこの「フランドリア」シリーズから「スパニッシュバージニア」という銘柄を試します。

すでに「フランドリア バージニア」という銘柄を試したことがありますが、この「スパニッシュ」は、全くの別物であり、バージニア葉とオリエント葉をブレンドしたものなのだそうです。

この「フランドリア スパニッシュバージニア」、果たしてどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

まずはスペック、開封、葉の感じから見ていきたいと思います。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

「フランドリア スパニッシュバージニア」のスペック

・生産国 ベルギー
・価格 720円
・内容量 25g

開封

パッケージを開封し、鼻を近づけてみると、バージニア葉、オリエント葉のブレンドのせいか、どことなく酸味と甘味が入り組むような複雑な香りがします。

その奥のほうで苦味と辛味も感じることができ、どことなくアメリカンブレンドのような印象も受けました。

この香りがそのまま喫味に反映されるのだろうなと思いました。

葉の感じ

0.3mmに刻まれたたばこ葉はブラウンで、触ってみるとポキポキとした芯があります。

また、微かな湿度もあり、筆者の先入観では、火力などの結構強めの乾燥が施されているような印象も抱きました。

いずれにしても、手巻きにする際などに特別なコツや技術は必要なさそうで、初心者の方にとっても扱いやすそうなシャグではあります。

果たしてこの「フランドリア スパニッシュバージニア」、火入れするとどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。まずはヴェポライザーから試していきます。

FENiX MINI PROで吸ってみた

毎度お馴染みの扱いやすくダイナミックな喫味を味わえるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。

190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

ーーー

1パフ目でまず感じるのはまろやかな甘味。その奥のほうで、どことなくハーブのような複雑な風合いを醸し出しています。

キック感や刺激は控えめで、開封時や葉の感じをチェックした際には想像できなかった喫味であり、意外と個性的なブレンドのように思いました。

独特の風合いではありますが、かと言って喫煙者を限定することのない面白いシャグだとも思いました。

果たしてこの印象、ヴェポライザーの燃焼温度をアップさせることでどう変わるのでしょうか。次に試してみます。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

ヴェポライザー190度に比べ、インパクトこそ弱まった印象ですが、依然として感じるのが、まろやかな甘味。

実に柔らかく、気分を癒してくれるような優しい風合いです。

また、燃焼温度を上げることで、辛さやキック感が立ってくるのではないかとも思いましたが、こちらはむしろ消え去っています。

これらのことから感じたのは、ヴェポライザーの燃焼温度をアップし焼き過ぎてしまうと、「フランドリア スパニッシュバージニア」の本来の持ち味も消えてしまうのではないかということ。

ヴェポライザーで「フランドリア スパニッシュバージニア」を試す場合は190度のほうが良いように思いました。

ここまでがヴェポライザーでの印象ですが、手巻きにすることで、どう変化を感じることができるでしょうか。次に試してみます。

手巻きで吸ってみた

ヴェポライザーでは感じなかったキック感と辛味を緩やかに感じ、その奥のほうで、優しく甘い風合いが包み込んでくれるような印象を受けました。

「フランドリア スパニッシュバージニア」の本来の喫味はこの手巻きのほうだと思いますが、そうであってもマズいというわけではなく、やはりリラックスタイムには最適のシャグのように思いました。うまい!

「フランドリア スパニッシュバージニア」の感想

ヴェポライザーでは甘さや優しさが際立った一方、手巻きではキック感、辛さが加わり、「フランドリア スパニッシュバージニア」本来の喫味を味わうことができました。

いずれにしてもうまいシャグであることには変わりがないですが、筆者ならやはり手巻きで吸いたいと思いました。

この「フランドリア スパニッシュバージニア」でもブランドの良心のようなものを感じることができました。

店頭で見かけたら、ぜひ一度お試しください。

ヴェポライザー評価:4/5

手巻き評価:5/5

※本記事で紹介した , はリンク先でも詳しく紹介しています。

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