【シャグレビュー】スリードッグス・ターキッシュをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想|CAPNOS
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【シャグレビュー】スリードッグス・ターキッシュをヴェポライザーと紙巻きで吸ってみた感想

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ヘビースモーカーで「タバコなら加熱式、電子、紙巻きなんでも来い」の編集者・ライター。一番好きなタバコは台湾の「新楽園」という銘柄。
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カリスマ喫煙具メーカー・柘製作所がこの夏、日本市場に送り込んだシャグブランド、スリードッグスシリーズ。インターネットを検索してみると、すでにシガレット、シャグ愛好家の間で高評価を得ていることが伝わってきますが、その理由の一つが、質実剛健のシャグ作りにありそうです。

複数のフレーバー展開をする世界中のシャグブランドは、フレーバーを増やし、ユーザーを獲得したいためなのか、ケミカル香料によって差別化を図るものも多いです。

これに対し、スリードッグスシリーズはあくまでも「たばこ」本来の喫味を大切に、できるだけケミカル香料ではないやり方(製法・ブレンドなど)によって、ブランドならではの個性を打ち出す印象が強く、この点が多くの好評価につながっているような気がします。

今日、喫煙者の間では、面白フレーバーをジョーク半分で楽しむようなライトユーザーは少なく、より本物志向が高まっていると仮定すれば、スリードッグシリーズのようなブランドの登場も必然のように思います。

さて、今回試すのは、このスリードッグシリーズのターキッシュというフレーバーです。

事前の情報によれば、トルコ西部の都市、イズミール産のオリエント葉(いわゆるターキッシュ葉)をブレンドしているようです。ターキッシュたばこは、独特の甘みを感じさせながら、苦味や香ばしさを複雑に感じさせるものが多いですが、果たしてこのスリードッグス・ターキッシュはどんな喫味を楽しませてくれるのでしょうか。

ヴェポライザー、紙巻きで試す前に、まずはそのスペックから見ていきましょう。

■関連記事:シャグのおすすめをタイプ別に紹介

スリードッグス・ターキッシュのスペック

  • 製造国 ラオス
  • 価格 1,000円
  • 内容量 30g

ペーパーの確認と開封

スリードッグスシリーズにはペーパーが付録されておらず、紙巻きにして吸う場合は、別途用意する必要があります。ただ筆者個人的には粗悪なペーパーを付録するならむしろないほうが良く、さほど問題視していません。

さて、パッケージを開封し葉の香りを嗅いでみると、オリエント葉特有の香ばしい香りがします。鉛筆の削りカスのような、木のような香りにも感じますが、このことから実にオーソドックスなオリエント葉のブレンドのように思いました。

ただし、各フレーバーとも他ブランドには表現できない個性を際立たせているスリードッグスシリーズですので、凡庸ではない、繊細で奥深い喫味を楽しませてくれるのではないかと期待が膨らみます。

葉の感じ

オリエント葉のブレンドですが、粘度があり、触ってみると指先に前述のような鉛筆の削りカスのような香りが強くつきます。また、その葉はシャグ特有の刻み幅(0.3〜0.6ミリ)ですが、柔らかくそして芯のある葉でもあります。

粘度があるため、紙巻きにして吸う場合は詰めすぎないよう注意するか、一定の時間常温において乾燥させるほうが良いでしょう。ただし、乾燥させると、えてして辛味が際立ち、シャグ本来の喫味から離れていく点はあらかじめ想定しておきたいです。

というわけで、まずはヴェポライザーから試していきたいと思います。

FENiX MINI PROで吸ってみた

あらゆるシャグの魅力を引き出すことができ、扱いやすさもあるヴェポライザー、FENiX MINI PROで試すことにしました。190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。

——

1パフ目にして開封時や葉をチェックした際には想定しなかったほど、強い甘味が口の中に広がりました。しかし、この甘味が嫌なものではなく、オリエント葉による優雅な喫味であり、シンプルなブレンドながら高品質の加工を施していることがよくわかります。

他方、アタックは極めて軽めで、少々物足りなく感じるのも否めません。この点、燃焼温度をアップさせることでどう変化するのでしょうか。次に試してみます。

温度を上げて吸ってみた

FENiX MINI PROを220度に設定。

燃焼温度を上げた先よりヴェポライザーから独特の香りがかすかに漂ってきました。この独特の香り、どことなく加熱式たばこの、あの甘い香りのような印象も受けましたが、吸ってみても、どことなく加熱式たばこチックな風合いに変化していました。

それでいて、喫味全体のボディは190度よりも薄れ、さらに物足りなくなってしまいました。ここから推測されることは、スリードッグス・ターキッシュのたばこ葉は繊細で高品質でありながら、蒸されやすいものではないかということ。だとすると、紙巻きにした際は、さらに軽めに感じそうな気もします。

紙巻きで吸ってみた

続いて紙巻きにして吸ってみます。

ヴェポライザー220度で感じた推測はまさに的中し、極めて軽い口当たりです。しかし、この軽い味わいの中に、オリエント葉の甘さ、苦さ、辛さが丸く溶け込み合い、やはり高品質なたばこ葉であることがよくわかります。

また、軽い分、つい何度もパフしたくなるようなヤミツキ感があります。軽いため、特に時間がない際はスパスパ吸い、沈静のひとときを過ごしたい際はのんびりゆっくり吸う……そんな万能な使い方ができるシャグだと思いました。

スリードッグス・ターキッシュの感想

スリードッグス_ターキッシュ1

以前、『CAPNOS』で柘製作所の三井社長を取材させていただいた際「たばこには『沈静』と『覚醒』の効果がある」という話を聞きました。このスリードッグス・ターキッシュは、このうち「沈静」的な効果を感じる銘柄で軽い口当たりに対する、奥深いブレンドの味わいは、まさにリラックスタイムを彩ってくれると思いました

一見シンプルなブレンドのように思えても、やはり繊細で個性的だったスリードッグス・ターキッシュ。軽いシャグですが、うまい喫味を楽しませてくれるはずです。是非一度お試しください。

ヴェポライザー評価:4/5

手巻き評価:4/5

※本記事で紹介したはリンク先でも詳しく紹介しています。

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