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1954年に誕生した、アメリカのたばこブランド・ウィンストン。すぐにトップセラーのブランドとなり、一時はかのマーロボロと双璧の支持を得ていたようです。
日本のたばこ市場に入ってきたのは1957年と比較的早い時期だった一方、他の「洋モク」ブランドに比べ絶大な支持を得ていたとは言い難いです。しかし、もともとの販売元だったR.J.レイノルズから日本たばこ産業に製造元が移った2000年代以降、着々と認知度が高まりはじめ、かつて存在した名ブランド、キャスターやキャビンもウィンストンブランドの一つとして扱われるようになりました。
2023年現在、日本市場におけるウインストンブランドのラインナップは全19種あります。本記事ではこれらにフォーカスしご紹介しながら、オススメの銘柄も合わせてご紹介。後半ではウインストンブランドのストーリーについてもご紹介します。
ウインストンブランドの価格【2023年版】
2023年現在、日本で販売されているウインストンは全19種ありますが、レギュラーモデルとなるウインストンが530円、キャスターやキャビンのシリーズがそれぞれ540円、強烈なメンソールを施したイナズマメンソールシリーズが530円、18本入り仕様のコンパクト・ブルーシリーズが450円と、シリーズごとのモデルによって価格差が細かく違います。
正直、「もはやウインストンという冠を廃して、シリーズごと独立したブランドで販売したほうがわかりやすい」と思いつつも、ウインストンの名があるとないとでは、流通上の扱われ方に大きな違いが出るのだろうとも思います。
これら細かく分類された19種のモデルについて、次にそれぞれの詳細、スペックなどをご紹介します。
ウィンストンは19種類を展開
2023年時点でのラークブランドは以下の全19種類を展開しています。
- ウィンストン
- ウィンストン・キャビン・レッド・8・ボックス
- ウィンストン・キャビン・レッド・8・100’s・ボックス
- ウィンストン・キャビン・レッド・5・ボックス
- ウィンストン・キャビン・レッド・2・ボックス
- ウィンストン・キャビン・レッド・ワン・100’s・ボックス
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・5
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・5・ボックス
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・3
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・3・ボックス
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・ボックス
- ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・100’s・ボックス
- ウィンストン・イナズマメンソール・8・ボックス
- ウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックス
- ウィンストン・スパークリングメンソール・5・ボックス
- ウィンストン・スパークリングメンソール・ワン・100’s・ボックス
- ウィンストン・コンパクト・ブルー・6・ボックス・18本入
- ウィンストン・コンパクト・ブルー・3・ボックス・18本入
- ウィンストン・コンパクト・ブルー・ワン・ボックス・18本入
前項で触れた通り、ウィンストンという冠ではありながら、各シリーズごとに細かく分類が異なるため、ブランドの全貌を認識するのが少々難しく、また混乱するようなきらいもあります。この少々わかりにくいウィンストンブランドの各銘柄のスペックや特徴について、次にご紹介します。
ウィンストン
ウィンストンブランドのレギュラーモデル。タール12mg・ニコチン0.9mgと重めの設計ですが、比較的シンプルなクセのない吸い口で、豊かな味わいを楽しむことができます。本質的な意味でのウィンストンの味わいは、このレギュラーモデルのみかもしれません。
タール | 12mg |
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ニコチン | 0.9mg |
本数 | 20本 |
価格 | 530円(税込) |
ウィンストン・キャビン・レッド・8・ボックス
かつてあった人気たばこブランド・キャビンのレギュラーモデルの味わいを、ウィンストン仕様にしたもの。タール8mg・ニコチン0.6mgのそこそこの重みで、キャビン特有のコクと深みある香ばしさを味わうことができます。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.6mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャビン・レッド・8・100’s・ボックス
基本の喫味設計は、ウィンストン・キャビン・レッド・8・ボックスと変わらないですが、ロングサイズ仕様のため、よりスムースで余裕のある喫味となっています。リラックスタイムのお供に相応しい心地良い味わいを求める方にオススメ。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.6mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャビン・レッド・5・ボックス
タール5mg・ニコチン0.4mgのミドルスペックモデル。黒をベースとした重厚感のあるデザインと、重さを感じにくい程よい吸いやすさと吸い応えが特徴。キャビン特有の優れた喫味バランスを感じられる一品。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.4mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャビン・レッド・2・ボックス
低タール・低ニコチンのニーズが高まる中で、「もう少し重厚感がほしい」といった場合にチョイスすべきタール2mg・ニコチン0.2mgのモデル。程よいボディとアタックから颯爽とした喫味を感じられる味わい深い一品。
タール | 2mg |
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ニコチン | 0.2mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャビン・レッド・ワン・100’s・ボックス
ウィンストン・キャビンシリーズの最も軽いモデル。タール1mg・ニコチン0.1mgのロングサイズ仕様で、キャビン特有のコク深い喫味である一方でスッキリした味わいの銘柄。コルク地模様のブラウンフィルターを採用し、他ブランドの低タール・低ニコチンモデルに一線を画しています。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・5
かつて存在したキャスターブランドの良い意味でのクセのなさをウィンストンブランドに継承した一品。タール5mg・ニコチン0.4mgの程よいボディでありながら、膨らみを感じる煙量感と、バニラビーンズの隠し味がきいたモデルです。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.4mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・5・ボックス
基本的な喫味設計はウィンストン・キャスター・ホワイト・5・ボックスと同様ですが、よりまろやかできめ細やかな喫味を感じることができる一品。上品に立ち上がる香り深い煙はクセのない、優等生的な味わいを求める方にオススメ。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.4mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・3
タール3mg・ニコチン0.3mgのモデル。かつてのキャスターブランドから継承されたバニラのほのかな香りと、アタックの軽い喫味を継承しつつ、ミドルスペックに仕上げた銘柄。低タール・低ニコチン人気の中で、もう少しだけ強い喫味を求める方にもってこいの銘柄です。
タール | 3mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・3ボックス
基本の喫味設計はウィンストン・キャスター・ホワイト・3と同様ですが、よりスムースな味わいを楽しめるボックスモデル。軽めのたばこですが、柔らかく鼻腔に広がるキャスター特有の喫味に癒されることウケアイです。
タール | 3mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・ボックス
ウィンストン・キャスターシリーズの最軽量モデルで、タール1mg・ニコチン0.1mgという設定。同量のモデルは他ブランドにも多くありますが、クセや刺激が少なく、それでいてたばこ本来の味わいも十二分に感じられる一品。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・100’s・ボックス
ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・ボックスの100mmのロングサイズ仕様。基本の喫味設計はウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・ボックスと同様ですが、本来の味わいをさらにスッキリと安定して楽しめるモデルです。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・イナズマメンソール・8・ボックス
最近流行りの強いメンソールを採用したモデル。タール8mg・ニコチン0.7mgとそこそこ重めの設計である一方、超強メンソールの効果によって、重さだけでない独特の喫味を表現しています。ウィンストンブランドの挑戦的なモデルです。
タール | 8mg |
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ニコチン | 0.7mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックス
タール1mg・ニコチン0.1mgと極めてライトな設計に対し、ウィンストンブランド特有の超強メンソール「イナズマ(INAZMA)」によって、激しく強い味わいに。他ブランドの低タール・低ニコチンモデルではまず味わえない個性的な味わいが特徴。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・スパークリングメンソール・5・ボックス
シュワッとしたスパークリングワインのような風合いを楽しめる、ウィンストン・スパークリング・メンソールシリーズ。本モデルはタール5mg・ニコチン0.4mgの設計で、甘くなめらかな喫味とやや強めのキック感の両方を楽しむことができます。
タール | 5mg |
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ニコチン | 0.4mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・スパークリングメンソール・ワン・100’s・ボックス
ウィンストン・スパークリング・メンソールシリーズの最も軽いタール1mg・ニコチン0.1mgモデル。たばこ本来の味わいが軽い分、より強くスパークリングワインのような爽快感溢れるメンソールフレーバーを感じることができます。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 20本 |
価格 | 540円(税込) |
ウィンストン・コンパクト・ブルー・6・ボックス・18本入
18本入り仕様で1箱450円のウィンストン・コンパクト・ブルーシリーズ。ウィンストンブランドは20本入りだと1本あたり27円。この18本入りモデルになると、1本あたり25円の計算になり、コストパフォーマンスに優れた一品と言って良いでしょう。タール6mg・ニコチン0.6mgのモデルでたばこらしい吸い応えがある一方で、キレのある味わいが魅力です。
タール | 6mg |
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ニコチン | 0.6mg |
本数 | 18本 |
価格 | 450円(税込) |
ウィンストン・コンパクト・ブルー・3・ボックス・18本入
ウィンストンブランドの低価格シガレットモデルのタール3mg・ニコチン0.3mgの銘柄。程よいアタックとボデイを感じながらも、クセの少ない透明感のある喫味が特徴。低タール・低ニコチンでは物足りない人にオススメです。
タール | 3mg |
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ニコチン | 0.3mg |
本数 | 18本 |
価格 | 450円(税込) |
ウィンストン・コンパクト・ブルー・ワン・ボックス・18本入
ウィンストン・コンパクト・ブルーシリーズの最軽量モデルで、タール1mg・ニコチン0.1mg。スッキリとした味わいが魅力で、どんな場面でも楽しめる喫味が特徴。他ブランドの低タール・低ニコチンモデルよりも安い値付けとなっているところも魅力です。
タール | 1mg |
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ニコチン | 0.1mg |
本数 | 18本 |
価格 | 450円(税込) |
画像引用:キシダサービス
【オススメ銘柄】ウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・100’s・ボックス
2023年現在、日本のたばこ市場に流通するウィンストンの19種のモデルを紹介しましたが、良くも悪くも、シリーズによってその印象がかなり異なるのが特徴です。本来のウィンストンの喫味を味わうのならレギュラーモデルとなるタール12mg・ニコチン0.9mgのウィンストンをチョイスすべきですが、重めのたばこですので好まない方もいらっしゃることでしょう。
そこで筆者がオススメしたいのが、かつてあったキャスターの味わいを継承しつつ、タール1mg・ニコチン0.1mgの設計で、なおかつ100mmのロングサイズにしたウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・100’s・ボックスです。
キャスター自体、数多くあるたばこブランドの中でも極めて優等生的で、クセがなくスッキリとした喫味が特徴でしたが、逆に言えば、凡庸とした喫味であり、影が薄い印象もありました。喫煙前はこの凡庸感を、低タール・低ニコチン・ロングサイズという仕様で、どう表現されているのかが気になりましたが、1パフ目にして、キャスター本来のバニラビーンズの風合いがまろやかに口に中に広がり、パフ中半から後半にかけて、たばこ葉本来の喫味が柔らかくまろやかに広がっていく印象で、これがなかなか素晴らしい喫味です。同時に、後味にたばこのネットリとした感じが残らないのも好印象で、あらゆるシーンで重宝されるシガレットではないかと思いました。
同等の低タール・低いニコチンモデルは、他ブランドからも数多くリリースされていますが、ぜひ吸い比べしていただきたいと思いました。
没個性な喫味ということではなく、派手ではないけれど、安定した喫味を表現するウィンストン・キャスター・ホワイト・ワン・100’s・ボックス。一度吸うと、この味わいの虜になるかもしれませんよ。
【オススメ銘柄】ウィンストン・キャビン・レッド・2・ボックス
キャスター由来のモデルを紹介したので、続いてはキャビン由来のモデルをオススメしましょう。ここでチョイスしたのはウィンストン・キャビン・レッド・2・ボックスです。現行のたばこブランドでは意外と少ないタール2mg・ニコチン0.2mgという設計で、低タール・低ニコチンが好みであるものの、もう少しガツンとした喫味を楽しみたい、という方にオススメのモデルです。
かつてのキャビンブランドの特徴だった、香ばしい味わいと、深みのあるたばこ葉の喫味は、どこか大人っぽい印象の吸い口ですが、このウィンストン・キャビン・レッド・2・ボックスでもその味わいを感じることができました。どこかロースト感のある喫味であり、落ち着いて喫煙を楽しみたい方にオススメのモデルだと思いました。
かつてのキャビンブランドと言えば、斜めのラインに描かれたソリッドレッドのパッケージを思い出す方も多いかと思いますが、ウィンストンブランドで生まれ変わったキャビンシリーズは、より大人っぽいメタリックなレッドがイメージカラーとして採用されており、ラグジュアリーな雰囲気さえ感じます。この点だけはかつてのキャビンと異なるところですが、味わいは、あの懐かしいキャビン特有を彷彿とさせるものです。
【オススメ銘柄】ウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックス
ここまで、キャスター由来モデル、キャビン由来モデルのウィンストンをご紹介しましたが、ウィンストンブランド独自の喫味にもやはり触れておきたいです。特に近年の斬新なモデルとして注目されているのがウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックス。前述の各モデルのスペックでもご紹介した通り、「イナズマ(INAZMA)」と名づけられた超強メンソールのシガレットで、シリーズ2製品あるうち、ウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックスはタール1mg・ニコチン0.1mg、100mmのロングサイズバージョンです。
タール1mg・ニコチン0.1mgのたばこは各ブランドからよく出ていますが、そんな中で、超強メンソール仕様という設定で抜きん出た個性を放っています。そのメンソールの味わいは、軽いたばこである分より強烈に感じることができ、シャープでありながらも激しい爽涼感が持ち味です。
悪く言うと、「ブランドは名ばかりで、どんなたばこもこの名前にして売り出している」「ブランドとしての個性はないのではないか」という印象を抱かせるウィンストンブランドですが、その中でも一際個性を追求し、ウィンストンとしての矜持さえ感じさせる意味深い銘柄、それがウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックスだと思いました。
他ブランドで、同量のモデルを吸っている喫煙者の方は多いと思いますが、ぜひ試しにウィンストン・イナズマメンソール・ワン・100’s・ボックスを吸ってみてください。好む・好まないがハッキリするかもしれませんが、少なくとも、ウィンストンブランドに裏打ちされたアイデンティティを強く感じることができると思います。
ウィンストンストーリー:ウィンストンはどのようにして生まれた?
冒頭でもご紹介した通り、ウィンストンは1954年にアメリカのRJレイノルズ・タバコ・カンパニーによって発売されたシガレットでした。その優れた喫味設計から発売後、すぐにトップセラーのブランドとなり、1966年までに世界で販売されたたばこブランドのナンバーワンとなりました。1972年にマーロボロブランドがその地位を追い越すまで、世界中で絶大な支持を得たことからも、その支持の厚さを感じ取っていただけることでしょう。
日本のたばこ市場に入ってきたのは1957年と比較的早い時期だった一方、他の外国産シガレットに比べれば、認知度、販売数においても絶大な支持を得ていたとは言い難いです。
しかし、もともとの販売元だったRJレイノルズ・タバコ・カンパニーから日本たばこ産業(JT)に製造元が移った2000年代以降、着々と認知度が高まりはじめ、かつて存在した名シガレットブランド、キャスターやキャビンもウィンストンブランドの一つとして扱われるようになりました。このことから、ユーザーにとっては「ウィンストンなのか、キャスターなのか、キャビンなのかよくわからない」といった声も少なからずあるようですが、日本たばこ産業(JT)の公式サイトによれば「たばこの味は、ひとつじゃないかた面白い。」とし、以下のようなメッセージを紹介しています。
「なんとなく吸うよりも、好きだと言えるたばこがあるほうが幸せだ。さまざまな個性あるたばこを届けてきたWinstonはそう考える。CASTER、CABIN…他のどこにもない香りと味わいは、長く吸いつづけるほどさらにその魅力に気づいていくことができる。Winstonだけが持つ、独自のおいしさをこれからも。」
結局のところ、ウィンストンブランドとしての本質的な味わいのこだわりなどには言及しておらず、やはり「ウィンストンなのか、キャスターなのか、キャビンなのかよくわからない」感をぬぐうことはできませんでした。しかし、こういう複数のシガレットブランドを、あるブランドがまとめて展開する例は他にもあり、この辺はウィンストンに限らないことでもあるようです。
ウィンストンブランドは日本たばこ産業が取得へ
現在、ウィンストンブランドは、アメリカ本国の事業権を、ITGブランズが取得し、アメリカ本国以外の事業権を日本たばこ産業(JT)が取得していますが、こういった事業やブランドの売却によって、一時代を築いたブランドの個性が消えてしまうのは少々残念に感じます。
筆者個人の意見として、かつての名ブランド、キャスターやキャビンをウィンストンブランドでリリースすることに異論はないですが、同時にウィンストン本来の味わいや、ウィンストンブランドとしての個性も、より強く打ち出していただくことで、たばこにまつわる文化がより面白いものになっていくなるように思います。
この辺は、人によって意見が異なるでしょうし、当然供給側にもやむを得ない大人の事情も
あると思います。この辺りは十分考慮しつつ、現状のやや曖昧模糊とするウィンストンブランドの今後の展開にも期待を含めて注目していきたいと思います。
さまざまな名ブランドを含む、ウィンストンの味わいを楽しもう
ここまでのご紹介の通り、ウィンストンブランドには、本来のウィンストンだけでなく、キャスター、キャビンなどが含まれていますが、この辺が実に混在していて、ウィンストンとしての確立した味わい、ブランドの特徴となると、少々説明がしにくいものです。
しかし、これはあくまでも現時点の実情と解釈してみると良いかもしれません。
かつてはマールボロと双璧の人気を誇り、世界でナンバーワンにも輝いたウィンストンブランドですが、後に販売元の移管などにより、ブランドのコンセプトやアイデンティティが薄まり、特にアメリカ以外の販売事業権を持つ、日本たばこ産業(JT)以降は、向かうべき道が曖昧で、結果的に、かつての名ブランドを抱えることで、ウィンストンのブランド力自体が支えられています。
しかし、この先の未来には、本来のウィンストンブランドが持つ矜持、そして、シガレットとしての他ブランドにはない圧倒的なアイデンティティなどが再び再構築される機会があるかもしれません。特に、本記事でもご紹介したイナズマメンソールシリーズなどは、最新技術を取り入れつつ、ウィンストン独自の喫味を設計したもので、ィンストンブランドならではのアイデンティティが感じられる意欲的なモデルのように思いました。
こういった背景も考慮しながら、ウィンストンブランドのシガレットに触れ、各銘柄の喫味に触れてみてはいかがでしょうか。意外と新しい発見、新しい喫味に出会えるかもしれませんよ。