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昨今の嫌煙ブームで国内では無煙たばこなる製品が登場しています。
JTとBATJからは無煙たばこは発売されていますが、国内ではフィリップモリスからの発売はありません。
本記事ではフィリップモリス社が今後、無煙たばこを販売するかどうかについて推察していきます。
煙の出ない無煙たばこがジワジワ来てる
無煙たばこと聞いて馴染みのない人は多いでしょう。
しかし、2~3年前から国内でも販売されるようになりました。
無煙たばことは、パウチ状の製品を口に含み唾液からニコチンを摂取するというもの。
「かぎたばこ」「オーラルたばこ」「無煙たばこ」と様々な名称があります。
近年の嫌煙ブームを受け、喫煙できる場所は限られてきています。
無煙たばこは口に含むだけなので、煙が発生せずどこでも使用することが出来るのが特徴。
移動中や自宅、電車の中でも使用可能です。
国内の無煙たばこ製品
無煙たばこは、もともとスウェーデン発祥のかぎたばこが由来の製品ですが、国内ではJTとグローを販売するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)から販売されています。
JTがスヌースというブランド、BATJがVELOというブランドですね。
ここで気になるのがアイコスを手掛けるフィリップモリスから販売はないのか?という点です。
無煙たばこ販売に向けてフィリップモリスが動き出した?
先日、フィリップモリス社のプレスリリースで興味深い内容が発表されました。
フィリップ モリス インターナショナル、フェルティン ファーマ社の買収合意を発表
フェルティンファーマ社は日本では馴染みのない企業ですが、1915年創業のデンマークの企業です。
事業内容は主に経口および口腔内投与システムをベースとした医薬品の開発企業。
タブレット(錠剤)やパウチ、ガムなどを開発しています。
実はフェルティンファーマ社はニコチンガムの世界最大の医薬品受託機関でもあり、30年以上の歴史があります。
今回、フィリップモリス社がフェルティンファーマ社を買収したことで、こうした技術や研究者を獲得したことになります。
そうした点からもガムやパウチ、もしかすると錠剤タイプの無煙たばこ開発に向けて大きく動き出したと推察できます。
フィリップモリス社では、2025年までに連結売上の50%以上を煙の出ない製品によって生み出すと明言していることからも、煙の出ない製品を必ず投入してくるでしょう。
無煙たばこの現在位置
国内ではスヌースとVELOが展開していますが、正直なところ知名度はまだまだといったところでしょうか。
コンビニでの販売も解禁されましたが、周りに無煙たばこを利用している人はあまり見かけません。
ニコチンは確かに摂取出来るのですが、煙のないたばこに慣れてない点もあって利用者が増えるにはまだ時間がかかりそうです。
しかし、加熱式たばこが出た当初もそんなものでした。
「紙巻きたばこに比べて吸いごたえがない」
「変な匂いがする」
発売当初は圧倒的に紙巻きたばこ支持の人が多数でしたが、現在では加熱式たばこの方がユーザー数を増やしています。
喫煙スペースの撤去や喫煙者に対する世間の目が今後も、ますます厳しくなれば無煙たばこのニーズが高まってくる可能性も十分あります。
いずれにしろ、フィリップモリス社から無煙たばこが販売されるのであれば、非常に楽しみでもあります。