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JTが販売する加熱式たばこのPloom X(プルームエックス) プルームエックスに茶葉を使ったノンニコチンタバコスティックのニコレスを試してみました。
(本記事の使用方法はメーカー非公認の使用方法となります。実験的な記事となりますので、その趣旨でお読みください)
そもそもプルームエックスでニコレスは吸えるのか?
結論から言うとプルームエックスでニコレスを使うことはできません。ニコレスは明確に宣伝しているわけではありませんがアイコスの使用を想定して作られています。
アイコスとプルームエックスのたばこスティックで若干、仕様が異なるため喫煙できないんですね。
ただ、本当に喫煙できないのか?という点を本記事では掘り下げてみました。
プルームエックスとニコレス
検証を始める前に両製品について紹介。
Ploom X(プルームエックス)はJTが発売した加熱式たばこデバイスで専用のスティックを加熱して喫煙する製品です。
同じような製品にフィリップモリス社のアイコスイルマ、BATJ社のグローハイパーX2があります。
ニコレスはアイコスイルマではなく前モデルのアイコス3を想定して作られています。では、プルームエックスでニコレスは使えるのでしょうか?使えると仮定すると、味わいはどのようになるのか?という点を調査するのが本記事の趣旨となります。
ニコレスはたばこ葉の代わりに紅茶の茶葉を使った製品で、ノンニコチンでありながら、たばこの喫味に極めて近づくよう設計された製品。加熱式たばこで禁煙ができることもあり、オンライン販売からスタートし現在ではファミリーマートでの取り扱いも開始される人気商品です。
ニコレスとプルームエックスのスティック比較
ニコレスとプルームエックスのたばこスティックを比較してみました。口径サイズはほぼ一緒です。ただ、長さが全然違いますね。
ニコレスの方が短く、プルームエックス銘柄の2/3ほどの長さといった感じでしょうか。なお、フィルター部分の長さはほぼ同じになります。
ニコレスをプルームエックスにセットしてみる
同じようなサイズでも、プルームエックスに刺さらないと意味がありません。
さっそく検証してみました。
意外にも、ニコレスはプルームエックスに刺さります。
ただ、長さの違いで奥まで押し込もうとするとフィルター部分が隠れてしまい吸いづらくなってしまいます。
【検証】プルームエックスでニコレスを吸ってみる
プルームエックスに刺さることが判明したので、さっそく喫煙してみたいと思います。ニコレスをプルームエックスにセットし加熱開始。
本体が振動して喫煙可能の合図が鳴りますが煙が全く発生しません。この段階で一口吸ってみると、わずかにニコレスの味がします。味わいが足りないのは、スティックが奥まで刺さってないことによる加熱不足だと思います。
しかし、少し時間を置くと加熱が行き渡ってきたのか、わずかに煙が発生してきました。どこかポップコーンのような香ばしさが漂ってきます。
肝心の味わいですが、決して不味いわけではありません。煙が発生しないため喫味自体は弱いですが、不味いわけではなく吸えると言えば吸えるといった感じでしょうか、
最後の方では加熱も十分になってきたのか、ニコレス特有の茶葉の渋みも漂ってきます。
結論:プルームエックスでも使えるが、おすすめはできない
プルームエックスでニコレスを試してみましたが、吸えると言えば吸えます。しかし、スティックの長さの違いから十分に加熱されないため極めて薄い喫味になってしまいました。
スティックの長さが足りない部分は空焚きになっていると思うので、プルームエックス本体への負担も心配です。
「吸おうと思えば吸える。不味くもないけど、様々なことを考慮するとおすすめしない」
という結論に至りました。
ニコレスを使用するならアイコス3シリーズを使うのがベストですね。
ただし、ニコレスは最新モデルであるアイコスイルマでは使えないのでご注意ください。
現在、国内の加熱式たばこはアイコスユーザーが多いので、ニコチンレスの商品はアイコス向けの設計になっています。
先々で、プルームエックスやグローハイパーなど非ブレード式製品のシェアが多くなれば、専用のスティックが開発されるかもしれませんね。