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たばこメーカーとしては比較的新しい2004年設立のツイスト・タバコ社(ベルギー)によって展開されるシャグブランド、STANLEYシリーズ。
本国や諸外国では正統派シャグも展開しているものの、日本に輸入されているのはいずれもフレーバー香料を採用した「遊び系」シャグばかり。
「遊び系」シャグは、ARK ROYALシリーズが有名ですが、STANLEYシリーズはフレーバー数でARK ROYALを凌駕しており、甘味を打ち出すものだけでないものもあり、近年シャグ愛好家の間では注目されているブランドでもあります。
今回、ヴェポライザー、手巻き双方で試すのは、STANLEY(スタンレー)チョコレートというフレーバー。ベルギーと言えばチョコレートの総本山でもあり、かなりレベルの高い表現を楽しめるのではないかと期待が高まります。
パッケージにはわかりやすくチョコレートがプリントされており、開封前から甘々しい香りも漂わせています。果たしてどんな喫味を味わせてくれるのでしょうか。まずはパッケージを開封していきましょう。
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STANLEY(スタンレー)チョコレートのスペック
- 商品名 STANLEY(スタンレー)チョコレート
- 生産国 ベルギー
- 価格 830円
- 内容量 30g
開封
パッケージはペーパープリントをビニールで覆うタイプのものが採用されていますが、どことなく粗悪な印象で、ここは正直残念。
高額シャグではないとは言え、後発ブランドなのだからこそ、パッケージにはこだわっていただきたいと思うのは筆者だけでしょうか。
開封前から漂っていた甘々しいチョコレートの香りは開封した後にさらに際立ち、鼻をついてきます。
他方、甘々しいだけでないカカオの香ばしさも合わせて表現されており、フレーバーの完成度の高さを期待させてくれるものでした。
また、たばこ葉本来の香りも嗅いでみたく、鼻を近づけてみましたが、香料に覆われているせいなのか、全くたばこ葉の香りは感じられません。
それだけ強い香料が採用されているのかもしれませんが、良くも悪くも火をつけると味が化けるのも「遊び系」シャグではよくある話。どんな喫味になるか想像がつきません。
葉の感じ
細かく刻まれた葉は総じて細く短めであるものの、硬さと粘度があり、ヴェポライザー、手巻き双方とも、試す際には、綺麗にほぐす必要がありそうです。
また、香料のせいなのか、乾燥方法のせいなのかはわかりませんが、とにかく色が深いのも印象的です。
いずれにしても濃い喫味を期待させてくれるものではあります。
FENiX MINI PROで吸ってみた
あらゆるシャグのポテンシャルを引き出す性能に優れたヴェポライザー・FENiX MINI PROで試すことにしました。まずは190度から加熱をスタート。さっそく喫煙していきます。
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1パフ目で広がる奥ゆかしいチョコレートの甘味は、たばこ葉との融合により、香ばしく表現されています。
キック感強めでボディもしっかりあり、「遊び系」シャグの中ではかなり良い喫味です。また、吸い終えた後味にはしっかり苦味も感じ、「もう一服したい」という病みつき感もたまりません。
つまり、フレーバーの表現とたばこ本来の喫味をバランス良く構成しており、かなりレベルの高いシャグのように感じました。
十分な満足を得た筆者でしたが、ヴェポライザーの温度を上げると、この印象も変わるかもしれません。次に試してみたいと思います。
温度を上げて吸ってみた
FENiX MINI PROを220度に設定。
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香ばしさ、苦味は高まりつつもチョコレートの風味は衰えず、優れた香料の風合いは感じられます。
しかし、たばこ全体の喫味バランスは崩れ、キック感が薄くなり、ボディも浅くなった印象で、190度で感じた完成度がかなり弱まったように感じました。
このことからSTANLEY(スタンレー)チョコレートはあまり燃焼させず弱めの火力のほうがポテンシャルを引き出すことができるのではないかと思いました。
次に手巻きでも試していきますが、これらのヴェポライザーの評価とどんな変化を感じられるのでしょうか。
手巻きで吸ってみた
さっそくクルクル巻いて吸ってみます。
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1パフ目では相当な辛味、苦味が口の中に広がりますが、後から広がるチョコレートの甘味との融合でバランスの優れた喫味を楽しめました。
これは完成度に優れたヴェポライザーの190度で感じたのとはまた違うものですが、かなりうまいの一言です。
2パフ目以降は、1パフ目の印象が慣らされていく感じで、よりバランス良くSTANLEY(スタンレー)チョコレートの喫味を味わうことができました。
また、ミディアムよりやや上のキック感、強すぎないものの確かにあるボディも心地良く、普段は「遊び系」シャグを好まない方にもお勧めできるシャグだと思いました。
STANLEY(スタンレー)チョコレートの感想
筆者の経験上、「遊び系」シャグはクオリティの差はもちろん、ヴェポライザーの低温、高温、手巻きそれぞれで大きく喫味に変化が起きるように思いますが、その中では比較的ブレがなく、総じてうまい喫味を楽しませてくれるフレーバーのように感じました。
また、チョコレートの甘味とたばこ葉の苦味の親和性も面白く、吸い続けると意外と病みつきになる銘柄かもしれないなと思いました。
ヴェポライザー評価:4/5
手巻き評価:4/5
ヴェポライザーと手巻きたばこのおすすめシャグ。自分に合ったシャグ を見つけよう
※本記事で紹介したスタンレー , 着香系シャグはリンク先でも詳しく紹介しています。